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誰だって抜かない矯正のほうがいいに決まっているとおっしゃると思います。
でも現実には、4本も抜いて矯正したケースを耳にします。
抜かない矯正を実現する方法を説明します。
ここに述べる方法や理論はそのためのテクニックの一部です。
以下の写真は本院の治療例です。
上段の2枚は治療前
下段の2枚は抜かないで終了したそれぞれの写真です。
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写真1 写真2 この模型の程度では、本院では抜かずに治療可能です。 |
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写真3 写真4 このケースでも抜かずに治療できました。 |
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この2ケースは後で説明しましが決定的な違いがあるのです。
それでは抜かない矯正へ持っていくにはどうするのか?
ご説明します。
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乳歯だけの時 |
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この時期には床矯正(しょうきょうせい)が適しています。写真5 |
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| 初めて見る親にとっては、大変つらそうに見える装置のようです。しかし子供たちは数日で慣れてしまいます。使用中に痛みを感じることはほとんどありません。 |
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何日かに1度親の手でネジを45〜90度ずつ拡大してはお口の中にいれることを繰り返して行きます。
上も下も同様の入れ歯型の装置を使います。今のお子さんは成長空隙というすきまが、あごの発育と同時に起きなくなっています。もし乳歯の間に隙間がなければ危険信号です。
永久歯のほうが乳歯より大きいのですから、永久歯が出てくると、でこぼこになってしまいます。
そこで床装置で拡大して永久歯の出てくる場所を確保するわけです。それだけでは不十分です。かむ訓練をしっかりしなければなりません。矯正を成功にもっていくには様々な筋肉のトレーニングは必要なのです。
それには親と子との協力体制がかかせません。
床矯正の欠点床装置は拡大のための装置ですから、ねじれて出てくる永久歯に対しては、無効です。
入れていなければ効果がないことと、
あごの位置の是正には効果が薄いという点です。
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乳歯と永久歯が混在の時 |
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この段階では一番後ろの乳歯がまだ残っていることが重要なポイントなのです。
なぜならこの乳歯は後から出てくる永久歯より大きいのです。
そこで抜かない矯正への最大のポイントは「リーウェイスペース」の利用なのです。
「リーウェイスペース」とは小児歯科での専門用語ですが是非読んで下さい。お子さんの歯を抜くか抜かないの瀬戸際ですから。
「リーウェイスペース」の理解のために写真 をご覧下さい。
この図の意味を説明します。
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乳歯の糸切り歯(C)とその2本後ろの乳歯(DとE)の3本の歯の頭の幅とその乳歯と生え変わる永久歯3本(3と4と5)の頭を足した幅を比べると、乳歯のほうが大きいのです。 C+D+E>3+4+5
上のあごで平均約1mmでピンクの部分がその幅を意味します。
下のあごで平均約3mmでグリーンの部分がその幅を表しています。
この幅の差を利用することで抜かない矯正ができるわけです。特に一番後ろのEと呼ばれる頭が一番大きい乳歯が残っているうちは抜かない矯正がほぼ可能です。
永久歯ばかりになるまで、様子を見るのは最悪の選択です。お子さんの歯並びに関心を持ったらすぐにご相談にいらしてください。
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永久歯だけになった時 |
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すべての乳歯が生え変わって永久歯だけの状態で、抜かない矯正にもっていくのは、難しくなります。だがまだあきらめないでください。
まだ手があります。写真3は永久歯だけですが横に広げたり6歳臼歯の捻転の解消、時には6歳臼歯を後ろにもっていくと並びます。
ここで6歳臼歯の後ろに永久歯が生えてしますと、かなり難しくなります。
とにかく抜かない矯正にもっていくには、早め早めのチェックが必要なのが、おわかりいただけたでしょう。様子を見るだけでは最悪の選択です。
抜かない矯正のためにはここでは述べていませんがまだまだあるのです。
様々のテクニックを利用して抜かない矯正は実現可能なのです。
ただし絶対抜かないとか安易に抜くとか決めてはいけません。一人一人条件が違うのです。
100人のお子さんがいれば100通りの矯正なのです。 |
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